パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察―201109-1 (受付)

20119月中旬、6週間ぶりの診察日となった。 上旬はノロノロとした雨台風12号の影響で天候は優れなかったが、中旬ともなると残暑の中、時折秋を思わせる日もある。

 

さて今回も診察予約は15:30であるが、半年振りに血液検査を行うので、その総合病院には、14:30に呼ばれている。 それでも道路事情も良く、14:10位には到着した。

 

磁気テープの付いた診察券を受付機に通し、脳神経内科の受付に行くと、直ぐに「迅速外来検査」の朱印が押された血液検査のオーダー表を渡された。 診察券を見せるとほぼ同時である。 準備まで「迅速外来対応」であるが、受付機を通した情報がモニターで見られるのであろう。 これを持って地下の採血室に行くのだ。

 

採血室に行くと、ざっと10人以上が待っていて、結構混雑していた。 窓口にオーダー表を提出すると、番号札が渡された。 302番である。

 

でも、採血の技師が3人もいるので回転がよく、直ぐに呼ばれた。 名前と生年月日を告げた後、真空採血管に3本採った。

 

   ―――――――――――――――――――――――――

 

採血が済んだ旨のチェックが入ったオーダー表を、再び脳神経内科の受付に提出し、診察を待った。 予約時刻まで1時間弱あるが、その間、血液の分析が行われているのだと思えば、待つのも苦にならない。

 

でも、診察時刻に大きな遅れはなかった。 きっと、皆が電子カルテに慣れてきたのだろう。 予約時刻である15:30を程なく過ぎた頃、「中待ち」無しに直接病室へと、呼ばれた。 

 

I医師は開口一番、

 

   「どうですか、お変わりありませんか?」 (I医師)

 

と尋ねた。 もう、このI医師の可愛い笑顔を見ただけで、パーキンソン症候群なんて、治ってしまいそうだ! 私は、

 

   「はい、大きな変化はありませんでした」 (私)

 

と言いながら、メモを渡した。 そのメモには、症状の変化について、下記の通り書いておいた。

 

症状の変化

・ 症状に、急激な変化は無かった。 ただ、薬効は低下してきている。

・ 「普通に」歩行している積もりでも、つい前屈みになり、つま先で小走りとなってしまう。

・ 左膝関節がこわばる感じがする。 (屈曲時、何かを挟んだ感じ)

 

I医師は「薬効の低下」が気になり、

 

   「薬効の低下を、どんな風に感じていますか?」 (I医師)

 

と、質問した。 私は、

 

   「フラフラするんです」 (私)

 

と答えた。 そして、本日の診察に入った。