パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察 − 処方

 I医師は椅子から立ち上がり、診察室の隅まで私を招いて

 

   「歩いてみて下さい」 (I医師)

 

と促した。 私はつい意識して、「普通に」歩いた。 次に私の後ろに立ち、私の両肩を持ち

 

   「私が後ろに引きますから、できるだけ踏ん張って下さい」 (I医師)

 

と言いつつ、引いた。 なんて事も無く、立っていられた。 今回の診察では、もう一度両肩を引いた。 今度は先ほどより、強かった。 それでも、私は倒れなかった。 姿勢保持と反射―――錐体外路系の試験だろうか?

 

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自己評価ではあるが、これら一連の試験には合格したと思っている。 そして、この6週間の症状の変化を記したメモを見ながら、I医師は

 

   「今回は、マドパーを増やしましょう」 (I医師)

 

と言った。 つまり、「ビ・シフロール0.5mg錠とマドパー配合錠を半錠」を、朝・昼・晩と服用するのである。 前回の処方と比較すると、昼の分のマドパー半錠が増えている。 そして処方期間を6週間とした。 

 

次回診察日に関して、妻が

 

   「毎週でも、いえ毎日でも来たいんです! 先生とお会いするだけで、(主人の)病気が治る様な気がして・・」 (妻)

 

と言うと、I医師は

 

   「まぁ、ありがと。」 (I医師)

 

と返した。

 

処方も決まり、次回の診察日も6週間後と決まったので、私はジャケットを羽織り、妻と

 

   「先生、どうも有り難うございました」 (妻、私)

 

と礼を述べて、診察室を出た。 

 

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それにしても、シルバーグレィの細身のパンツがよく似合っていた。 ブラウスの胸のフリルも、素敵だった。 あ、これはファッションチェックではない、「印象」である。

 

こうして、20116月の診察が終了した。 次回は8月上旬である。