パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

「亜型」とは?

因みに、I医師の言う「この通り」とは、パーキンソン病の亜型の事である。

 

その理由は、

 

「震えはないんですよね、歩行障害が最初に現れたんですよね?」 (I医師)

 

と言う言葉に集約されている。 つまりパーキンソン病の発症は震顫(振戦)から気付く事が多いらしいのである。 因みに、統計的には70%(の患者が、振るえから気付く)と言うデータがある。 勿論、パーキンソン病だからと言って四大兆候が揃うとは限らない。 でも、これらだけでも「亜型」の可能性は、十分ある。

 

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更にはMIBG検査の結果も、亜型である事を示している。

 

要するに、I医師は私の病気を「パーキンソン病」と言うよりは、もう少し広い概念としての「パーキンソン病症候群」と捉えている印象である。 なお、多系統萎縮症については、

 

   「私も(T医師と同じ意見で)、多系統萎縮症かときかれれば、『違うでしょう』と答えます」 (I医師)

 

と、I医師は過去のカルテのページを遡及しながら、言った。 その理由として、自律神経の障害(等、多系統萎縮症の典型的な症状)が現れていない事による旨を説明してくれた。

 

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また、私が「黒質緻密部」と特定した事にも、異論がある様だ。

 

   「大変失礼なんですけど・・」 (I医師)

 

と前置きしてから、説明してくれた。 即ち、病変部位がどこどこだ・・と言うのは、(死後に)解剖して分かる事である・・と。 ましてや画像診断で病変部位が分かっていない事と亜型である可能性を勘案すると、今の段階で部位を特定する事は早計である・・と。

 

やんわりではあるが、釘を刺されてしまった。 ・・と言うより、指摘の通りだ。