パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

待望の(?)診察日

 20116月の中旬、待ちに待った診察日である。 予約時刻の16:00ギリギリに病院に到着した。 受付票の打刻は15:57である。

 

神経内科の受付に行き、月替わりなので保険証を提示した。 待つこと20分位であったろうか、結構早めによばれた。 今回は、中待ちなしである。 診察室に入ると、I医師の明るい笑顔が待っていた。 もう、これだけで、パーキンソン病が治ってしまいそうである。

 

そこで早速、この6週間の病状の変化を記したメモを渡した。 そのメモには、服薬率も書いておいたが、これにはI医師も感心し、

 

   「これがあると、よく分かります」 (I医師)

 

と、小さな声でニコニコしながら言った。

 

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そのメモには、次の様な質問も書いておいた。

 

質問 疾病構造について

 

疾病は純粋なパーキンソン病なのでしょうか? それとも、その亜型なのでしょうか?

黒質緻密部以外にも障害を受けていると推定される、脳内部位はあるのでしょうか?

 

理由1:パーキンソン病に典型的な四大兆候が、現れていない。

理由2:MIBG検査ではH/M比が、早期像・後期像ともに約3あった。

理由3:画像診断で、(僅かではあるものの)小脳の萎縮を指摘された。

理由4:眼振・指鼻試験等には合格したと思われるが、書字・構音に問題あり。

 

因みに、田島医師は多系統萎縮症を否定されました。

 

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これを一読したI医師は、

 

   「そうなのよねぇ、この通りなのよねぇ・・」 (I医師)

 

と言い、次の様に説明してくれた。