パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

症状の再発

 

4月は会社の行事が多く、早目に出勤する日が続いた。 出社早々に奔走する事もあり、その結果、朝の薬を飲み忘れてしまった。 

 

   (今日は、どうもフラフラするなぁ・・)

 

と思い、飲み忘れに気付いたのは、午後4時半過ぎであった。 もうすぐ次の服薬となるので、慌てて飲む事はせず、「飲み忘れ」とした。 前回の処方を受けてから、初めてである。

 

そう言えば疲労感があり、姿勢反射障害もいつもより強く出ている感じがした。 妻に飲み忘れた事を告げ、

 

   「いつもより、フラフラしてた?」 (私)

 

と尋ねたら、いつもと変わらないと言う。 そんなものであろうか?

 

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4月中旬になったが、依然、調子悪い。

 

姿勢反射障害のためフラフラし、すくみ足も酷く、歩くと足をずってしまう。 こうやってパソコンのキーボードを打っていて、左手が震えた。 これがパーキンソン病の震顫(振戦)なのだろうか? 初めてである。 もしそうなら、これでパーキンソン病の症状が揃った事になる。 ・・等と、言っている場合でもない!?!

 

ショックである。 前日の薬の飲み忘れが、今の手の振るえの原因であって欲しい。

 

更には体がフワフワして、充実感に乏しい。 手足に力が出ない感じがするのである。 姿勢を保持するのが難しくなり、歩いていても、ついドタドタとなってしまう。 ウォーキングをしていても、最初はよいのだが疲労感が強くなってくるのが早くなった印象がする。

 

構音障害も、一層酷くなってきた。 声が出づらいのである。 出ても不明瞭なためか、聞き返される事が多くなった。

 

投薬の効果が薄れて来た原因は、神経細胞の変性(脱落)が進んでいる事であろう。 それが、こうやって症状として発現している事は、明らかだ。 10年後どころか、1年後すら、不安である。