パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

「感度」の低下とバイアグラ

 妻がバラ園に行き、バラの苗を入手してきた。 「プチシャンテ」と言う品種らしい。 白い花なので清楚な感じであるが、八重咲きなので、それでいて豪華な印象だ。

 

苗をポットから出して大き目の鉢に植え替えたら、ノビノビとして、蕾が開いた。 将来これがアーチやオベリスクになったら、見事だろう・・と、妻は今の内からワクワクしている。

 

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そして花に顔を近づけて、

 

   「う〜ん、いい香り!!」 (妻)

 

と、ウットリしている。 そこで私も花に顔を近づけて嗅いでみたが、匂わないのである・・

 

パーキンソン病を罹患すると嗅覚を失う例がある・・と、T医師が言っていたが、それなのだろうか? でも、食べ物の匂いは、ちゃんとする。

 

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そう言えば、指先の細かい動作が苦手となった。 紙をめくるとか、枚数を数えるとか、何かを剥(む)いたり、シールを剥(は)がしたり・・ マウスのダブルクリックすら、失敗する事も多々。

 

更には・・ 

 

自分でも認識しているのだが、料理をする時の味付けが濃くなって来ている。 また外食の機会に、ついピリ辛のものをメニューから選んでしまうのである。

 

嗅覚・触覚・味覚の感度が低下しているのかも知れない。 いや、確実にしている。 ただ、今の所は視覚と聴覚には問題はない(と思われる)。

 

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感度の低下・・と言えば、セックスの時もあった。 挿入はしたもののなかなか「高まり」を感じる事ができず、途中で抽送に疲れ、萎えてしまったのである。 妻もそれを分かってはいるが、私が傷付くと思って、何も言わないでくれている・・

 

途中休憩を入れて何とか射精まで辿り着いても、こう言う時は快感が弱いのである。

 

   (いよいよバイアグラのお世話になるのか・・)

 

と、思ってしまった。 

 

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実は、バイアグラを試してみた事がある。 それはPTP包装された青い菱形の錠剤で、入手したのは「50mg錠」だった。 

 

誤解はないとは思うが、あくまで「試用」である。 でも、その時は・・