レビー小体が蓄積する??? − そ、その病気って・・
「では約束(予定)通り、処方しましょう」 (T医師)
と言って、コンピュータの端末をマウスで操作し始めた。 マドパー配合錠の処方量はそのままであるが、ビ・シフロールは倍の処方量となった。
・ マドパー配合錠 : 朝晩、各0.5錠
・ ビ・シフロール(0.5mg) : 朝晩、各1錠
以前の話の様子から、T医師はこの辺りを(一つの)維持量と考えているのかも知れない。
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パーキンソン病に対する処方は、複数の薬剤を組み合わせるのが一般的らしい。 所謂、複合処方である。 それは作用機序の異なる薬剤を組み合わせ事により、相乗効果が期待できるからである。
しかもマドパー配合錠とビ・シフロールの組み合わせは、それだけではない。 作用時間の長短もあると言う。
「マドパーの方は速効性、ビ・シフロールは遅効性」
と、T医師は説明してくれた。 更には、
「パーキンソン病の原因は、(黒質部の神経細胞に)レビー小体が蓄積する事なのです」 (T医師)
とも、学術的なことまで解説してくれた。
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この所、T医師の口から「パーキンソン病」と言う言葉は出ても、「多系統萎縮症」と言う言葉は出てこない。 それは、私が受けている印象では現段階で多系統萎縮症よりパーキンソン病との診断に傾いている様だ・・と言う事である。
それは、こんな言葉にも現れている。
「便秘は、ありませんか?」 (T医師)
と。 勿論ありのまま、無い旨を答えたら、
「交感神経の機能が低下すると、便秘と脂汗が(典型症状として)出るんです」 (T医師)
と説明してくれた。 じゃあ私の病気は、やはり交感神経の機能低下を招く病気、即ち、パーキンソン病なのだろうか?
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次の診察日は6週間後の3月中旬となった。 T医師は、
「次回は診察前に血液検査をしましょう。 薬の副作用(=肝障害や腎障害)の有無を知るための一般的な項目です」 (T医師)
と、私に告げた。 前回の血液検査から、丁度半年が経過する事になる。
処方も済み、次回の予約日も決まったので、これ1月末の診察は終了した。
参考文献 : (レビー小体)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%BC%E5%B0%8F%E4%BD%93