パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

お正月と誕生日

 20111月となった。 

 

元旦には私の実家で新年会があり、翌2日には妻の実家で集まりがあった。 どちらも特別な症状も出ず、病気とは関係なく無事に終了したが、久々の親戚大集合となり、楽しく過ごす事ができた。 但し、準備のためにテーブル等を運ぼうとしたら、小刻み歩行や突進歩行となり、バランスを失いそうになってしまった。 姿勢の保持が、難しいのである。

 

そんな中、妻の妹が私の事を心配してくれていた。

 

  「昔はもっと、私に色々と話しかけてくれたり、冗談を言っていたのにねぇ・・」 (義妹)

 

と、妻に言ったそうである。 私は構音障害を恥ずかしく思っていたので、つい、寡黙となっていた。 でも、妻は私の病気の事は、妹には言わなかった様である。

 

これでは、いけない。 T医師が積極的な生活態度をアドバイスしてくれていた事を、思い出した。 引きこもってはならない!

 

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もうすぐ私の誕生日を迎える。 家族全員が揃うのが限られた日だったので、休日に合わせて、近所の複合施設内の店でビジネスシューズとケーキをプレゼントとして買って貰った。 何歳になっても、嬉しいものである。 楽しい時、嬉しい時は、店の内外でも(荷物さえ持たない限りは)普通の歩行だった。

 

ただ、昼食を施設内のイタリアンレストランで摂った時、ドリンクバーの飲料を運ぶのが、難しかった。 

 

(こぼさない様に・・)

 

と思うと緊張し、足がすくんでしまうのである。 その結果、小刻み歩行となってしまう。 自分で何とかしなければ・・と思うと、余計に緊張してすくんでしまう。 テーブルとテーブルの間の様に狭い所を通り抜ける時も、そうである。

 

ビ・シフロール増量処方(0.5mg/日)から2週間、増量の効果は余り感じられなくなっていた。