パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

階段で転ぶ!?!

会社の階段で、転んでしまった。

 

朝の出勤時、右手にカバン・左手に経理書類のバッグとお弁当を持っていた。 カバンにはノートパソコンが入っており、左右とも重い。 上履きの先が階段に引っかかったのが、転倒のきっかけである。 反射的に、滑り落ちない様に踏ん張った。

 

取り敢えず、階段からの落下は防げたが、右膝に小さなアザを作ってしまった。 でも、考え方によっては、アザ程度で済んで良かった。 周囲には誰もいなかったが、万が一・・

 

直接の原因は、階段を登る時に、足が十分に上がっていなかった事である。 でも発病前なら「オットット」で済んでいただろう。 こうして今まで出来ていた事が、少しずつ出来なくなってくるのだとしたら、悲しい。

 

悲しいと言うよりショック、否、慟哭ですらある。 10年後に、「10年前は会社の階段で転んでしまったが、それでもまだあの頃はまだ独りで階段を登れたなぁ・・」と、思い出すのであろうか?

 

教訓。 階段を昇降する時は片手を空け、手摺りを掴むべし。 両手に荷物がある時は、2回に分けて片手分ずつ運ぶべし。

 

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そんな事もあったが、いよいよ2010年の大晦日を迎えた。 この所、調子がよい。

 

前日の30日は、子供つながりの3ファミリーでの忘年会であった。 集合駅まで自転車と電車を乗り継いで行ったが、意識はしたものの、歩行は正常であった。 カラオケでも、声は出た。 リズムや音程はイマイチだったが、これは病気とは無関係であろう。

 

帰路、妻は、

 

「今日は、歩くのが上手ね!」

 

と言ってくれた。

 

2010年、最終の早朝ウォーキングもひきずる足音もせず大股で、腕も振れた。 またしても妻に褒められてしまった。 これも、ビ・シフロールの増量効果だろうか。

 

この1年を振り返ると、色々な事があった。 否、有り過ぎた。 それでもまだ、病名は確定していない。 

 

今後への不安を残しつつ、こうして病魔との長い闘いが始まった2010年は、幕を閉じたのである。

 

さて、どんな2011年になるのだろう・・