薬剤の役割りをT医師が説明 ・・ そ、その病名は!?!
「(切り札として)とっておきたい」(つまり、マドパーは増やさない) (T医師)
のである。
「今は0.125mgを一日3錠、つまり0.375mgですが、これを0.5mgまで増やしてみましょう。 そして様子を見ながら、0.75か1mgまでふやしましょう」 (T医師)
と。 そのためには、
「ビ・シフロールの0.5mg錠を出しますから、それを半分に割って朝晩飲んで下さい」 (T医師)
と。 既述であるが、ビ・シフロールには0.125mg錠と0.5mg錠とがある。 その後薬局で処方を受けたのであるが、楕円形で白い0.5mg錠の中央には、半分に割るためのスリットが(楕円の短軸に沿って)入っていた。
――――――――――――――――――――――――――――
そして、T医師は妻と私に、両薬剤の役割を説明してくれた。
マドパーは足りなくなったものを補い、ビ・シフロールはその利用効率を高めると。 「足りなくなったもの」とは、勿論、Dopamineである。 「利用効率を高める」とは、ビ・シフロールがアゴニストとして線状体のD2レセプターと結合し、活性化する事である。 この「活性化」により、(神経伝達の閾値が下がり)Dopamineに対する感度が上昇するのであろう。 (但し、Dopamineは興奮性にも抑制性にも作用する。)
ん? 待てよ、脳内の神経伝達物質が枯渇して行くのが、私の病気の原因???
それじゃあまるで、「あなたの病気はパーキンソン病です」と言っている様なものだ。 多系統萎縮症の可能性は、どうなったのだろう?
この点を、次回の診察時に質問してみよう。