パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察 − 先ずは問診から

 診察は、問診から始まった。 ・・と思うのは患者の方で、医師にとっての診察は患者の入室時から始まっているのである。 扉の開け方、入室動作、顔の表情、目の動き、顔色、歩行の様子、発声(返事)、着席動作・・

 

ある文章に、「医師は患者が着席するまでに、100近くのポイントを観察している」と書いてあったのを読んで、半ば驚き、感心した事があった。

 

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T医師には「症状の説明」と称したメモを渡してあったので、問診の要点は下記の2点に絞られた。

 

   ?  今、困っている事(症状)は、どんな事ですか?

   ? (投薬治療により)どんな点が、改善しましたか?

 

これに対して、

 

   ? 声が出ずらい。

   ? 体が楽に動く様になった。

 

と、回答した。 更には、メモにある症状の自己評価で、

 

「非運動性自覚と脂汗は、全くなくなった・・と言う事ですか?」(T医師)

 

との質問を受けた。 これに対しては、その旨を回答した。 更には、新しく発生した症状である眩暈(めまい)にも注目した。 きっと画像診断で明らかとなった小脳萎縮(多系統萎縮症)との関連が、頭をよぎったのかも知れない。

 

その他、薬の副作用として胃腸障害(胃のむかつき)の有無も尋ねられたが、

 

「ありません」 (私)

 

と答えた。

 

そして・・ いよいよ次は、今回の核心となる質問である。