パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

治療費の問題と再処方

 診察の途中、こんな会話もあった。

 

T医師:「今、○○歳です? あと○○年で、(会社は)定年ですね?」

 

私  :「役員なんで、定年は無いんです。 辞めたい時が、定年です。」

 

これだけの事であるが、収入(=治療費の負担)への配慮だったのであろう。 

 

事実、前回の診察時(20109月中旬)には、パーキンソン病の治療薬は高価であり、ヤール3段階にならないと(難病として)治療費の公的補助が受けられない教えてくれた。 (ヤール12段階では、3割負担。 但し、条件はあるものの、高額医療費補助の制度も市町村にあるらしい。)

 

因みに「ヤール段階」とは、パーキンソン病の症状の重さを表す臨床上の指標である。 1から5まであり、5が最も重篤である。

 

但し、前回処方を受けた分の薬代は、それ程高価でもなかった。 1錠当たりの有効成分量が低いからであろうか?

 

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ビ・シフロールの再処方について、T医師は一瞬、頭を机に伏せて悩んだ。 ?このままの投与量でもう少し様子を見るか、それとも?(薬効低下の自覚症状に対して)処方量を増やすか・・であろう。

 

結論として、現在のビ・シフロール0.125mg錠の2/日を3/日に増やした。(朝昼晩の、食後3回の服用) 但し、投与量と薬効とは比例しない事も、添えた。 

 

ヤール段階 : http://www.amahosp.amagasaki.hyogo.jp/nanbyo/parkinson.htm

 

以上で、201010月中旬の診察が終了した。 今回の診察に対して、医療費の自己負担額は、コーヒー一杯の金額にも満たなかった。 支払う方としたら安いに越した事はないが、何か申し訳ない感じもした。