MIBG検査 −1
意識をしないと、歩行が上手にできない。 つい、すくみ足・小刻み歩行・つま先歩行・加速歩行(突進現象)となってしまう。 検査(MIBGとMRI)による確定診断と治療(投薬)が待ち遠しく感じる。
所でMIBGとはmeta-iodobenzylguanindineの事であり、ヨウ素が放射性同位体として標識されている。 この物質は心筋に存在するエピネフリン作動神経に親和性が高いので、その密度を調べる事ができる。 つまり、シンチグラムの事だ。
パーキンソン病では心筋における同神経の密度が低下する事が知られている。 そして、症状の発現以前から低下する事から、パーキンソン病の診断マーカーとしての意義があるのである。
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2010年9月上旬、その総合病院にて131I標識MIBGによるシンチグラム検査を受けた。 病院には妻が運転し、付き添ってくれた。
病院に到着し磁気カードの付いた診察券を受付機に通すと、画面に「検査予約」の文字が現れた。 そこをタッチすると、患者名・患者番号・受付時刻・診療科目・検査予定時刻等が印刷された紙が出てきた。 そして指定された検査室=放射線管理区域=の看板の前の長椅子に座って待っていると、ほぼ予約時刻にステンレスのぶ厚い扉が開いて、
「○○さーん、中へどうぞー・・」
と、看護士によばれた。
いよいよ、放射性物質が体内に入る時が来たのである。 どんな感じなのだろうか?
参考文献 : http://tohoku-b.umin.ac.jp/data/13bukaizassi/13_page164.pdf