パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ399―柿の皮剥きが、リハビリとして奏効???

 

さて、今日は11月最初のリハビリのある日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 いつもの通り、私は正面玄関で降り、外来用の車椅子を持った。 この座席部分を広げて院内に入るのであるが、いつもは、カーブの所や隘路、対向(歩行)者存在等の条件があると、足がすくんでしまい、小刻み歩行になってしまっていた。 

 

しかし、今日はすくまないのである。 なぜか、調子がイイ。 普段からこれくらい歩ければ、治療の必要性が感じられない程である。

 

途中妻と出会い、妻の介助を得て外来リハビリテーションの受付に到着した。 M医師の予診を受けて待っていると、ほぼ定刻にI士が声を掛けて来た。 我々は、受付からリハビリ室に向かったが、私は「普通に」歩けていた。

 

やがて、台の上での一通りのマッサージやストレッチが終わり、I士は私に靴を履き、立位になる様に指示した。 そして、片足立ちをする様、指示した。 勿論、それが単なるバランスチェックでない事は、経験上、分かっている。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/11/07/090155

 

矢張り次は、脚を高く上げる練習だ。 そして、次はそのまま歩き出せと言う。 足は肩幅に開いたままなので、ガニ股歩きとなってしまう。 すると、彼は、

 

   「実際には、こんな歩き方はしないんですけどね・・」

 

と言いながら、彼は私の後ろから着いてくる。 そして、私の肩を持ち左右に揺らした。 つまり、キチンと足を床に付け、その足に一旦体重を置き、それから踏み出せ・・と言う事だ。

 

まぁ、自分で言うのもナンだが、一応出来たと思っている。 と言うのも、体調が良ければ、大体の事は可能なのだ。

 

   ―――――――――――――――――――

 

事実、リハビリが終わって妻と次回の予約を取る時、妻に

 

   「何か調子イイみたいですね! 歩く時も、前のめりにならないし・・」

 

ま、I士の前では言わなかったが、妻は、

 

   「きっと昨日の柿剥きが良かったんじゃない?」

 

と言った。 「柿剥き」とは、干し柿を作るために、昨日から始めた渋柿の皮を剥く作業である。 ホント、妻にとっては都合の良い解釈である。(笑) その様子は、次回の日記に! 請うご期待!!!

 

気功―46

 

前回、気功の施術を受けてからほぼ2ヶ月が経過し、本日はその予約日となった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/10/10/092320

 

そこで、妻の運転で気功師宅に出掛けた。 慣れた道ではあるが、妻は必ずナビを入れる。 そして、約束の時間の20分前位の到着となる様、出発する。 なぜ、20分か?・・と言うと、駐車場の問題があるからだ。 (内、10分は余裕の時間。)

 

と言うのも気功師宅には、①彼女本人の専用駐車場の他、②彼女が来客用に借りている駐車場や、③共用の駐車場があるが、我々はもっぱら③を使っていた。 その理由は、入り口に最も近いからである。 所が、共同故に先客がいる場合がある。 そうなると、妻は一旦入り口で私を降ろして、車を②に置いて入り口に戻らなければならない。 その時間として、5分程入れて置く必要がある・・と言う意味だ。

 

事実、当日はトラックが入っていて、駐車場を塞いでいた。 そのため、妻は一旦私と荷を置いて車を置きに行って、戻って来た。 5分掛かったので、5分前にインターフォンを押した。 

 

   ――――――――――――――――――――

 

こうして、気功師宅に入り、無事に施術が始まった。 気功師は右手で鎖の付いた水晶を廻しながら左手を私の上空数cmの所にかざして行った。 途中、私の円背が気になったらしく、肩甲骨の辺りを頻りに撫でていた。 こうして、約50分をうつ伏せで、残りの10分を仰向けで行い、無事に施術を終えた。 

 

その後、ゴボウ茶と菓子を戴きながら、雑談となった。 その中で、幾つか気になった点を記そう。

 

先ずは、気功の効果についてである。 妻が、

 

   「センセにやって戴いて、1週間位は体が軽いそうなんです。 でも、その頃から徐々に1週間位を掛けて、戻って行くそうなんです」

 

と言うと、気功師

 

   「(両方で)2週間位じゃあ、しょうがないわねぇ・・ でも今回は、気を目一杯入れて置いたからね!」

 

と言った。

 

次に、MRIについて、こう言った。

 

   「どう? この頃MRIを撮っている?」、「そう、撮ってないの・・ そろそろ撮って貰ったら?」

 

そう言えば、ここ2年程撮っていない。 次回の診察時に、F医師にお願いしてみよう。

 

最後に、施術中の航空機の音について、説明してくれた。

 

   「もう直ぐ、入間基地で航空祭があるでしょ? きっとその練習よ! 当日は着陸順番待ちの飛行機が編隊を組んで、徐々に基地から離れて、こっちの方まで来るのよ。 でも来るのは、貨物機みたいな迷彩色の物ばっかり・・ ホントはブルーインパルスでも来ないかなぁ・・と思っているの! だって、(ブルーインパルスって)格好イイんだもん!!!」

 

どうも、彼女も長男の影響を受けている様だ。 尚、申すまでもないが、長男は「航空ヲタク」である。

 

診察201710―6

さて、こうして、次回のF医師の診察予約とT医師の特別障害者手当の診断書の予約とが決まったので、後は病院の会計と処方だけである。 そこで妻が会計を済ませ、直ぐ隣の門前薬局に行った。 ただ、余りにも時間が掛かったので見に行くと、丁度、薬剤師から薬の説明を受けている所だった。 そして、説明が終わると処方の会計となって本日の全ての行事が終わる ・・ ハズだった。 

 

すると、事務服の女性が出て来て、会計の説明を始めた。 曰く、

 

   「本日は、会計はありません。 それと・・ 前回、戴き過ぎましたので、返金させて頂きます。」

 

と。 彼女の説明は、こうだ。

 

   「貴方様の指定難病医療費の(月間の)個人負担額は、この区分の場合は8,000円なのです。 ですから、前回、既に頂戴し過ぎていましたし、今月は既に(上限額の)8,000円を頂戴しておりますので、今回はお支払が無いのです」

 

まぁ、無料になるのに文句は無いし、しかも前回の8,000円超過分を現金で返却してくれる・・と言う。

 

確かに、市の障害者マニュアルによると、後期高齢者(相当)の場合は1割負担で、月間の医療費が8,000円を超えた分は、申請により戻って来る・・と書いてある。 しかし、彼女の話しの様子では、この8、000円とは意味が違う様だ。 と言うのは、彼女の説明によると、

 

   「この8,000円と言うのは、1つの医療機関当たり・・なんです。 ですから、もし2つの医療機関に掛かれば(月間)16,000円に、3つなら24,000円になるんです」

 

と言う事らしい。 今度は、彼女から質問が来た。

 

   「この(指定難病医療費受給者証にある)上限の20,000円と言うのは、本当に(!)正しいんですか?」

 

これに対して、手続きをした妻が答えた。

 

   「えぇ、保健所の人に確認したら、正しいそうなんです。」

 

つまり、指定難病医療費受給者証の有効期限が(例年より)3ヶ月延びた事により、その間、上限額も延長された(結果、区分と異なってしまう・・と言う)矛盾の事である。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/10/29/080147

 

   ―――――――――――――――――――

 

以前、この薬局が余りにも混雑し、つい、

 

   「もし、家の近くの薬局で全て揃うなら、直ぐに帰宅出来るのに‥と思ってしまった」 (http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/11/05/075517

 

と、つい書いてしまったが、今回は撤回させていただく。

 

診察201710-5

いやぁ、23日にアップしたはずの「診察201710―5」が、消えている!?! きっと、ミス(アップロード)だったのでしょう。 トホホ・・ なーんて嘆いている場合じゃない、再アップしますねぇ。

 

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さて、続いて血圧の報告をした。

 

 (3) 血圧の測定結果について  

 

  • 10月〇日(前回受診日)~10月〇〇日(昨日)の起床時及び就寝時の血圧は、次表の通りであった。

 

測定時期

    起 床 時

     就 寝 時

 項目

  最高血圧

  最低血圧

    脈拍数

  最高血圧

  最低血圧

   脈拍数

単     位

  mmHg

  mmHg

pulse/min

  mmHg

  mmHg

pulse/min

測定回数

     28

     28

      28

      28

     28

      28

平均値

    133

     84

      67

     123

     77

      62

標準偏差

    6.0

    5.0

     4.9

     7.2

    6.0

     4.4

最高値

    143

     92

      81

    138

     87

      73

最低値

    118

     74

      59

    111

     65

      55

 

そして、いよいよ本日の最重要課題である。

 

 (4) その他  

 

  • 私は、○○市の「特別障害者手当」の受給資格は、あるでしょうか?

 

 

そして、妻が特別障害者手当の申請に必要な、医師の診断書をF医師に渡した。 すると、F医師は少し困惑した感じで、こう言った。

 

   「病院には、ケースワーカーがいますので、そちらで訊いて下さい」

 

と言いながら、診断書を妻に返した。 

 

この「特別障害者手当」と言うのは国の福祉事業で、特別障害者に認定されると、月々一定額が支給されるものである。 では「特別障害者」とは? 「精神又は身体に著しく重度の障害を有し、日常生活において常時特別の介護を必要とする状態にある在宅の20歳以上の者」と言う事で、具体的には以下の条件に該当する必要がある。

 

   http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/shf/H27-tokuji-ninteikijyun.pdf 

(のp11(PDFとしては、p12)の中央付近の「第三 特別障害者手当の個別基準」)

 

より具体的には、(私の場合は)上記URLの「1. 令第1条第2項第1号に該当する障害」の「⑸ 体幹の機能障害」(p15~p16)に詳述してある。 

 

   ―――――――――――――――――――――――

 

さて、その他の項目には特別なコメントも無く、次回の診察を4週間後の11月下旬として今回の診察を終えた。 ただ、次回診察直前に、尿・血液・心電図の検査をやりましょう・・と言う。 そして、処方箋・次回予約票・会計書類が出来るのを待っていると、看護師がやって来て、妻に質問したので以下のやり取りとなった。

 

   「特別障害者かどうか、診て欲しいんすよね?」

 

   「ハイ・・」

 

   「で、今(の状態)は?」

 

   「(身障者の)2級です」

 

と言いながら、妻は彼女に(身障者)手帳を見せた。

 

   「これは、どちらの先生に(申請のための診断書を書いて貰ったのですか)?」

 

   「こちらの(病院の)T先生です」

   

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/11/15/092333

 

   「じゃあ、次回(=特別障害者手当の申請用診断書の記入)も、T先生がイイわね」

 

と言い、一旦、内部に戻り、再び出て来て、

 

   「再来月とその次の月の〇曜日で、いつがイイかしら?」

 

   「その中で、一番早いので(お願いします)・・」

 

   「では、12月の〇日では(どうですか)?」

 

   「ハイ、結構です」

 

と言う事で、12月上旬の〇日に決まった。 尚、途中、看護師が

 

   「(私の担当の)F先生は外部の(=非常勤の)先生なので、診断書を書けないのよ」

 

と教えてくれた。

 

妻は、T医師の(第15条医師としての)スケジュールが結構タイトである事に驚いていた。

 

診察201710-4

 

さて、今日はリハビリ後に診察のある日だ。 つまり、今月は2回受診することになる。 そこで我々は、脳神経内科に急いだ。 

 

パネルを見ると、ほぼ予定通りの進行の様だ。 と言う事は、まだ30分程ある事になる。 すると、妻が

 

   「(院内の自販機で)コーヒーでも、買ってこようか?」

 

と訊いてくれた。 しかし、私は、診察が終わるまでは落ち着かないので、

 

   「じゃあ、診察が終わったら、お願いね!」

 

と、取り敢えず断った。

 

そうこうしていると、パネルに番号が表示され、自分達の順番が来た。 私は車椅子を降りて、妻がノックして開けた扉を、杖を突いて進んだ。 すると、F医師がこちらを向いて、待っていてくれていた。

 

私達は、軽い挨拶を交わし、私は妻にメモを渡す様、促した。 そしてそこには、次の様に書いて置いた。

 

 

(1)  前回受診(2017年10月〇日)以降の主なイベントについて 

 

  • 10月〇〇日、ホームセンターにて農業用の膝当てを購入して貰った。 以降、家では常時着用している。 就寝中も、トイレに行くので着用している。
  • 10月○○「〇日、台風21号の通過後、畑で倒れた苗を起こしている時前方にのめってしまい、連日の雨でぬかるんだ畝に両腕を取られて、動けなくなってしまった。 妻に起こして貰い、脱出。 その直後、突進歩行により転倒し、両膝と右腕に擦過傷を負う。

 

 (2)  前回受診(2017年10月〇日)以降の体調の変化について 

 

  • 前回、トレリーフ25mg×1/日のご処方を戴きました。 その結果・・
    • 服薬開始2~4日目の夜中、トイレに起きた時、歩行に安定感あり。
    • 以降は、特に薬効を感じることが出来なかった。
    • 特に副作用も感じられなかった。
  • 歩行障害の状況
    • 自宅内では常時膝当てと杖を使用して、伝い歩きか妻の介助を必要とする。
    • 外出時は杖を使い、(突進しない様に)妻の介助を得て、ごく短距離なら歩行可。 貴院内やショッピングモール内では車椅子を借用し、妻の介助を必要とする。(外出は最小限としている。)
  • 平衡機能障害の状況
    • 平衡の維持が困難になり、例えば何かを取ろうとしてバランスを崩した時、回復に妻の介助が必要。 また、座っていても、どんどん右に傾いてしまう。
    • 例えばトイレに行く時、焦って転んだりした時、起き上がる時に妻の介助を要する。
  • その他
    • 座位から立位への体位変換にも、妻の介助が必要。 その他、階段の昇降や被り物の着脱等にも。
    • トイレでの粗相の後始末(清掃 )も妻に依存。 粗相後の下着の交換・洗濯も同様。

 

今回、私の家庭内の様子を含む日常生活の様子を色々なシチュエーションを書いたのは、次回の日記の(4)その他 の伏線として・・である。

 

リハビリ398―杖の持ち方

 

今日は、10月5回目のリハビリとその後の診察のある日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 代診医師の診察を受け。受付前の待合用の椅子で待っていると、Y士が声を掛けて来た。

 

   「(おや? 今日は脳神経内科の受診日だけど。(担当は)I士のハズだけど・・)」

 

と思ったら、

 

   「今日は、午後から(急に)Iが休みまして、代わりに私が(リハビリを)やらせて戴きます」

 

と説明した。 そしてリハビリ室に入り、空いている台を探して、リハビリ開始となった。 彼はその昔、背中の脊椎とその両側を中心に施術を行っていたが、この頃の順序や時間配分はI士のそれに似て来た。 きっと、先輩から習っているのだろう。

 

例えば、タオルを用いた首のマッサージ。 新しいタオルをストックから取って来て、台の上に仰向けになった私の枕の代わりに敷き、その両側を持ち上げて伸ばしたり、私に左右に首を廻す様に指示したりした。 そのやり方が、I士ソックリであった。

 

それが終わると、Y士は私に靴を履いて立つ様に言った。 彼の指示を受けて、私は足を肩幅に広げ、バンザイをした。 それを見て、彼は先程のタオルを渡し、私はタオルを肩幅の1.5倍位の幅に広げて、バンザイをした。 私はテッキリ、両腕を背に廻すのかと思った。 

 

すると彼は、私にタオルを持ったまま、左右に上半身を曲げる様に指示した。 タオルがあるので、下側の手で上側の手を引き、十分に曲げられるのだ。 成程、そう言う訳だったのか!

 

   ―――――――――――――――――――

 

さて、リハビリの終盤、彼は私の歩容チェックを行った。 私の姿勢を見て、

 

   「ハイッ、顎を引いてぇー・・」

 

と言った。 次にもう一周、した時には、

 

   「ハイッ、チャンと顎引いてぇー・・ いつもIさんから言われているでしょうが」

 

と言った。 そして、本日のリハビリを終えて杖を使って受付に戻る時、杖の使い方として、次の2点の指摘があった。

 

  • ①  杖は自分の前に突かずに、横に突け ・・ 前に突くと、体が前傾姿勢になり、やがて、突進してしまう。
  • ②  杖を持つ、手の向きが違う ・・ 手の甲は、外を向けずに、後ろに向けよ。

 

この内、①は納得である。 が、②は勿論、可能ではあるが、やっていて違和感があり、どうも慣れられない。

 

転倒、そして・・

 

超大型・・と言われた台風21号が過ぎ去った10月下旬の某日、畑を見に行くと、苗が強風で倒れてしまっていた。 というのは、ここ10日以上続く秋雨前線による長雨で、土がブヨンブヨンになっていたからだ。 つまり、苗を起こして根付近の土を固めてやらねば、やがて枯れてしまう・・

 

そこで、妻がキャベツの苗を起こし始めた。 私も妻に続いて、インゲンの苗を起こし始めた。 しかしそこが坂になっていて、苗が足より低い位置にあるので、前にのめってしまった。 両手は苗の両側の泥沼の中に嵌ってしまい、うなっていない深さ20cm位の深さで止まった。

 

しかし、両腕の位置が低すぎて、自分では起き上がれない。 そこで妻に

 

   「起こして・・」

 

と頼んだ。 妻は私を後ろから引き上げてくれた。 私の両手は泥だらけ、服の袖やトレーナーは所々、ベッタリとぬかるんだ泥が付いてしまっていた。 勿論、直ぐに手を洗い、上下の服を替えなければならない。

 

そう思って、杖を頼りに家の方に歩き出した。 所が・・

 

泥にはまった儘の前傾姿勢で歩き出したので、突進歩行をしそうになってしまった。 同じ転ぶなら、芝生の上が良い・・ そう思って、芝生に向かって急いだ。 しかし、これがいけなかった。 突進現象を加速してしまったのだった。

 

私は、前にのめる様にコンクリの上で転倒してしまった。 しかし、直肌の露出部分(顔と両手)のケガを避けるために、顔と手を上げた。 その結果、その両者は無事だった。 その時は分からなかったが、洗濯のために脱ぐと、両膝と右肘に擦過傷を負っていた。 

 

   「(また、やってしまった・・)」

 

と思い、私は落ち込んだ。 後でキチンと考えれば、転倒しないで済む方法やステップはいくつもあった。 しかし、手や服が泥まみれになった事に気が行ってしまい、その結果、頭の中の回路がショートしてしまったのだった(のだろう)。

 

   ―――――――――――――――――――

 

擦過傷は、水が当たっても痛い。 入浴中は両膝を出し、入浴後は「マキロン」で消毒し、「エルタシン軟膏」(ゲンタマイシン軟膏0.1%)をベッタリ塗って、滅菌ガーゼを当て、テープ止めをした。 そう、前回転倒した時、外科で覚えた方法の踏襲である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/09/19/095640

 

こうして数日程で、滲出液が出なくなったので、エルタシンのみの塗布を経て、一週間程で、綺麗なカサブタとなった。