パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

久々の秋葉原

2017年3月になり、烏賊博士を自称する友人との約束の日がやって来た。 その約束とは、「秋葉原(以下、アキバ)に行って見よう」と言うものだった。 勿論、電車での単独行なので、妻は反対である。 そうは言っても、駅までの送迎はしてくれた。

 

駅では、身障者手帳を見せれば運賃が半額になる・・と思い、見せたら・・ならないのというのである!?! 駅員の説明はこうだ。 私の場合、「介護者がいれば、2人分(本人と介護者)が安くなる。 しかし、本人一人の場合は、101Km以上でないと割り引にならない」と。 

 

結局、往復とも通常運賃だった。 ガッカリ・・ それを妻にメールで知らせたら、

 

   「押しが足りないんじゃないの?」

 

と。 それは、問題が違うだろう!!!

 

で、○○駅から上野行きの電車に乗り、山手線か京浜東北線に乗り換えると、JRアキバ駅に着く。 因みに、上野から京浜東北線で行くと、次がもうアキバなのだ。 (日中は、快速運転のため)

 

駅の電気街出口で待ち合わせると、数分後に会えた。 彼は、折り畳み自転車と工具を持っていた。 それで何をするかと言えば。サドルの高さを私用に合わせて、私に貸してくれる・・と言う。

 

それは、何度かの森林公園での輪行で、私が歩行障害はあってもチャリには乗れる・・と言う事を知っているからである。 仮に巧く乗れなくても、ストライダーとして使えば、楽になる。 何て、いいヤツなんだろう、マブダチだぜ!!!

 

   ――――――――――――――――――

 

駅で高さを合わせ、私が彼のチャリに乗り、私の杖は彼が持ってくれた。 行く先? 勿論、肉の万世である。 4階に着くと、女性が彼の降り畳まれたチャリを預かってくれ、窓際の席に案内してくれた。

 

窓から見下ろすアキバの街は、すっかり様相を変えてしまった。 例えば、石丸電気の巨大なビルは、DENONに変わり。ビルの外壁にはやたらと「萌えキャラ」が描かれ、外国人も増えた。 

 

我々は、そこでユックリと食事を楽しんだ。 話題は、彼が今ハマっているRaspberry Piから、世界のコンピュータ事情まで、多岐にわたった。 例えば、Raspberry Piで動かす予定のRaspbian Pixelや、最近出て来たRemixOSなどである。 後者は、i386系マシンでAndroidを走らせるものである。 なぜ、WindowsマシーンでAndroidを? ・・と思われただろうか? ゲームのためらしい。

 

パーソナルな世界でコンピュータのOSを俯瞰すると、次の様になる・・らしい。

 

   PC界     MacOS, Windows, Linux

   Phone界    iOS, Android

 

このPC界の中で、Linux勢力を拡大している・・らしい。 と言うのも、Raspberry Piを動かすRaspbianも、Linuxをベースとしている。 勿論、CUIである。 そして、それをGUIとしたのがPIXELである。 それにRaspbianは、無料で提供されている。

 

   https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/

 

それが、上記サイトの「RaspbianのDownload ZIP」だ。 なぜ、無料なのか? それは、Raspberry財団が教育用として提供しているからである。 そのため、ハードウェアも安価で提供されている。 その結果、Raspberry Piは爆発的な人気を博しているらしい。  

 

   https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi

 

そうなると、俄然、Raspberry Piに興味が湧いて来た。

 

BitLocker地獄(続)

そこで、再びBIOSを呼び出し、「Secure boot control」が[Enabled]となっているのを[Disabled]にしてブートした。 この時は、その後に続く地獄がパックリと口を開けて待っている事等、知る由も無かった。

 

私は何の躊躇いもなく、Yesを選択し、BIOSから抜け出してWindowsの起動を待った。 所が、Surfaceのロゴが水色でなく、赤のバックで現れた。 そして、水色の画面が現れた。 この手の画面はエラーの時に出る・・ イヤな予感は、的中してしまった。

 

その画面、曰く、

 

   「BitLocker回復キーを入力し、『続行』ボタンを押して下さい」

 

と。 BitLocker回復キーだって? 何、それ??? そんなのがあるなんて、初めて知った。 このキーが分からないと、前に進めない。 ただ動くのは、BitLocker回復キーの入力枠と、「キーボードレイアウトの変更」と「このドライブをスキップする」の3つのHot Spotのみだ。

 

そこで、3つ目をクリックすると、更にいくつかのメニューが現れるが、その中でまともに動くのはコマンドプロンプト(c:\windows32>)位であるが、他のディレクトリに移ろうとしても、出て来るメッセージは同じである。 これではHD内部の隠し領域からのWindowsの修復インストールはおろか、再インストールすら出来ない。 ここで、私は事の重大さに気が付いた。 冷や汗三斗・・

 

半日あれこれやってダメだったので、仕方なく市内のパソコンショップ・PC 〇ポに持ち込んだ。 すると、

 

   「BitLockerの回復キーが分からないと、データの取り出しすら出来ません。 Windows10を外部ドライブからインストールするしかありません」

 

と言いつつ、3万円の見積書を出して来た。 オイオイ!?!

 

余りにも無策なので、私はパソコンを持ち、購入した〇マダ電機に行った。 そうしたら、若い社員が、

 

   「マイクロソフトのアカウントをお持ちですか? もしかしたら、それで何とかなるかもしれません。 もしそれでダメなら、Windowsの再インストールしかないでしょう」

 

と、教えてくれた。 私は、@hotmail.co.jpのアカウントを持ち、それは@gmail.comに関連付けてあった。

 

そして、別のノートパソコンから、祈る気持ちでマイクロソフトのサイトにサインインした。 ブラウザからBitLockerで検索すると、下記画面が出た。 

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308211137.png

 

後は、ほぼ一本道である。 そして、@gmail.comにセキュリティーコードが送られてくるので、

 

Microsoft アカウント

セキュリティ コード

Microsoft アカウント ap*****@hotmail.co.jp 用に以下のセキュリティ コードを使用してください。

セキュリティ コード:  NNNNNNN

Microsoft アカウント ap*****@hotmail.co.jp に心当たりがない場合、ここをクリックしてメール アドレスをそのアカウントから削除できます。

サービスのご利用ありがとうございます。

Microsoft アカウント チーム

 

尚。NNNNNNNは。7桁の数字である。

 

その7桁の数字を入力し、Submitをクリックすると、

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308213621.png

 

次の画面になるので、Set it up nowをクリックする。 次々進むと、

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308211129.png

 

どのデバイスにインストールしたいか訊いてくるので、Otherを選択してNextを押すと、

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308211124.png

 

すると、個別の情報が(2画面)出て来て、いよいよ・・

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308212852.png

 

48桁の回復キーが表示された!!!

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20170308/20170308215039.png

 

早速その値をWindows10のパソコンに入力すると・・ 『続行』キーがアクティブになった!!! こうして私の長い2日間が終わった。 その後、回復キーを印刷して保管した事は、申すまでも無い。

 

BitLocker地獄

2017年4月になった。(ブログの内容は、2月の下旬である。) 今日から、ほぼ1ヶ月、パソコン関連の話題が出るが、興味のある人には津々に、無い人には「一体何、言ってんの? そんなの、何処が面白いの???」と思われる内容だろう。

 

ま、後者の方々は、PSP-PAGFってこんな事にも興味持っているんだ・・位に思って、温かい目で見て欲しい。(滝汗)

 

   ―――――――――――――――――  

 

さて、前回の抄読会で、烏賊博士がラズベリーパイ(Raspberry Pi3)に興味を持っている事を知った。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/03/15/124828

 

では、そのワンボードコンピュータは、どの様なOSで、どの様な開発環境(プログラミング言語)が提供されているのだろうか。 それはRaspbianである。 これは、Raspberry Pi用に改編されたDebianと言うLinuxだ。 

 

彼がRaspbian X86をブータブルUSBメモリーに入れてくれる・・と言う。 ついでにRemixOS X86のブータブルUSBメモリーも作ってくれる・・とも! 後者はx86系のマシンで動くAndroid Emulatorだ。

 

   ―――――――――――――――――――

 

で、翌日には、ドングルの様な小さなUSBメモリー(いずれも、8GB)が2個、郵送されて来た。 勿論、Raspbian X86用と、RemixOS用である。 先ずは、前者(Raspbian X86)を検討しよう。

 

そこで、AcerブランドのAO722と言う少し古いWindows7のパソコンのUSBポートに差し込み、BIOS設定を呼び出した。 ブート順をセットしてf12キーを押しながら電源キーを押すと、ブートセレクターが立ち上がり、矢印キーでUSBを指定すると、やがてラズベリーのロゴが出て来た。 そう、ユーザーインターフェイスCUIではなく、PIXELと言うGUIなのである。 

 

動きは割りと良かった。 これだけサクサク動けば、実用的である。

 

続いて、後者(RemixOS)を見てみよう。 そこで、今度はSurface Pro3にもう一つのUSBメモリーを差し込み、BIOSを呼び出し・・ どうやって、呼び出すのだろう。 キーボードの接続されていないタブレットモードでもブートするためには、どうしたらよいのだろう? こんな時は、Google検索である、 それによると、音量の+キーを押しながら電源を入れ、Surfaceのロゴがでたら+キーを離すのだそうである。 実際、水色の背景に白文字のBIOSセットアップ画面が現れた。

 

SurfaceBIOS設定画面は割りとシンプルで、数項目しか無い。 その中から、ブート順を「USB→SSD」を選択し、Exit、Yesとしたら、CUIが起動し、そして進まなくなった。 

 

そこで、Acer O722のWindows 7からUSBメモリーの中身をみると、8Gあるハズの容量が、3M位しか無い!?! でもこれは正常である。 と言うのも、Windowsから見えるのはFAT32領域のみであり、他のOSが管理している領域(パーティション)は、見えないのである。 

 

しかもFAT32領域の中は、 \\efi\boot\ 内に3つの「*.efi」と言う形式の拡張子のファイルがあるのみである。 きっと圧縮ファイルなのだろう・・と思ったが、WinZipを使っても解凍できないのだった。 

 

そこで、烏賊博士に照会すると、64ビットマシンでは、従来の32ビットマシンのレガシーブートからUEFIブートローダー)モードに変更になっていたのだ・・と教えてくれた。 変更の目的は、高速起動のためである。

 

確かにMS-DOSや、DOSから起動するWindowsにしても、起動に時間が掛かった。 BIOSがブートデバイスの特定の領域を読み、IO.SYS、MSーDOS.SYSを読み込み、メディア内のConfig.sysでデバイスドライバーを解釈・チェックしながら次々と組み込んで、シェル(command.com)が走る。 シェルはメディア内にautoexec.batを探し、あれば逐次実行し、無ければシステムプロンプトを表示する。

 

遅い理由の一つは、上記の通りメディア(ブートデバイス)へのアクセス回数が多い事だろう。 これを一つのファイル(boot.efi)でこなせれば、もうそれだけで速いのは、想像に難くないだろう。

 

   http://www.teradas.net/archives/8942/

 

そこでGoogleに教えを乞うと、「RemixOSの起動にはResident ModeとGuest Modeの2種類あるが、デフォルトでは前者になる」らしい。 そこで試しに起動時に、↓キーで後者を選択すると、いくつかの質問に答えると、やっとRemixOSが走った!!!

 

しかしGuest Modeでは設定が保存されず、不便である。 

 

では、なぜResident ModeでUSBメモリーからブートできなかったのか? それは、USBのバージョンが2であるからで、3が起動条件らしい。 本当にリソースを喰うソフトだ。

 

   ――――――――――――――――――――

 

そこで、16GBのUSB3のメモリーを購入し、ダウンロードして解凍したファイル・Remix_OS_for_PC_Installation_Tool-B2016042602.exeにより起動ドライブとして、USB2の内容をコピーすれば良い。 尚、詳細については、下記を参照されたい。

 

   https://drosma.net/2016/05/14/1027/

 

そこで、そのRemix_OS_for_・・.exeを起動すると、

 

   「Secure bootを解除してから、再度試みて下さい」

 

と言う主旨の警告が出る。 そこで、再びBIOSを呼び出し、「Secure boot control」が(デフォルトの)[Enabled]となっているのを[Disabled]にしてブートした。 この時は、その後に続く地獄がパックリと口を開けて待っている事等、知る由も無かった。

 

リハビリ360―研修生

2月下旬の今日は、リハビリの予約日だ。 そこで妻の運転で総合病院に出掛け、M医師の予診を受けて待っていると、I士がやって来てリハビリが開始となった。

 

すると、白い作業着の男性が付いてて来た。 台に到着すると、I士が紹介した。

 

   「学生さんですが、一緒にイイですか?」

 

と。 要するに研修生だ。 そして、台に上がって、I士によるストレッチやマッサージが始まった。 途中、I士が研修生に質問した。

 

   「(疾患は)パーキンソン症候群です。 では、(パーキンソン病の)四大兆候とは?」

 

すると、研修生は

 

   「振戦と寡動・無動、それから姿勢反射障害と・・」

 

と答えた。 オイオイ、固縮が抜けているぜ。 更にうつ伏せの私の背中を撫でながら、I士は、

 

   「チョット、学生さんに触らせても良いですか?」

 

と訊くので、OKすると、I士は研修生の手を持って私の脊柱に当て、

 

   「ほら、脊柱の柔軟性が(足り)ないでしょ?」

 

と説明した。

 

   ―――――――――――――――――

 

さて、今日の新技である。 前回と同じ台で、カマーバンド見たいな物に両腕を乗せ、そのまま前に倒れ込む練習である。 

 

勿論、顔を上げ、背を反らす様に指示が来る。 そして、彼は私に、そのままの格好で腰掛けている台から立ち上がれるか、訊いた。 勿論、試した・・ら、出来た。 

 

次に、腕輪を2個用意し、フックに掛けた。 

 

そして前回同様、体を前に倒した。 その時、胸を張る(=背中の肩甲骨を寄せる)様、指示が来た。 

 

さて、ここからである。 彼は、

 

   「そのまま、ぶら下がれますか? つまり、懸垂ですね!」

 

と訊いた。 私は腕に力を目一杯入れて腕を縮めると、足が床から浮いた! 一旦床に降り、更にもう一度腕に力を入れると、腕はワナワナと震えながらも確かに両足が浮いている。 すると、彼は、

 

   「両足を上げられますか?」

 

と訊いた。 私は、膝を90度、曲げた。 丁度、丸まった動物が樹の枝にぶら下がったみたいだったのだろう、その様子を見ていたW嬢が、

 

   「カワイイ(格好)ね!」

 

と言った。 すると、I士がバツ悪そうにフォローした。

 

さて、その後I士は、

 

   「凄いですねぇ・・ 私は(懸垂が)出来ないんですよ・・」

 

と、評価しながら、(両足を床に付けたまま)ぶら下がって見せた。 その後、リハビリ室内を歩く様子を観察し、今日のリハビリを終えた。 そして、リハビリ室を出た所で研修生が私の方を向いて、

 

   「有難うございました」

 

と言いながら、深々と頭を下げた。

 

樹を切る

今にして思えば、あんなに植えるんじゃなかった。 当時は、知識も経験も無かったので、ハウスメーカーの言うままに、アパートの植栽をOKしてしまった。 その後の植栽管理の大変さも、分からずに・・

 

妻が父からアパートを相続した段階で、植栽は伸び放題だった。 ツツジの様な低木をヘッジトリマーで刈り、また立ち木の剪定を行い、自分の背の高さに揃えた。 これは結構大変だった。 しかし、当時は発症していなかったので、まだ、出来た。

 

その後、立ち木の上を詰めたら、ヒコバエが出る様になった。 所が、低木のツツジがあるので、そのヒコバエを刈るのが難しいのである。 更には、背の高さの所で維持するのも大変だった。 と言うのは、剪定する高さが、自分の背より高い場所になってしまうからだ。では、どうしたら良いのか?

 

私の結論は、妻の腰の高さに詰める事である。 そうすれば、以降はヘッジトリマーのみで、維持出来るハズである。 そこで春になる前に立ち木を、もう一度、詰める事にした。

 

ツールは、充電式のノコギリと手引きノコである。 勿論、電ノコはフル充電しておく。 さて、立ち木は4株、それぞれが4~5本に(下の方から)枝分かれしている。 太さは直径3~4cmの細いものから、6cmは有ろうか・・と思える程の太さのものまで、色々だ。 

 

   ―――――――――――――――――

 

先ずは、電ノコで詰めて行く。 で、細い枝は、数分で切れる。 問題は、太い枝である。 ノコの刃にアサリが無いので、途中、摩擦で刃が動かなくなってしまう。 勿論、電ノコには過電流防止装置が付いているので、それ自体が壊れる事はない。 しかし、大きな負荷がバッテリーに掛かっているのは、間違いない。 事実、その様な負荷を掛け続けていると、やがて赤ランプが点き、動かなくなってしまう。

 

では、どうしたらよいのか? 3つの方法がある。 一つ目は、刃と切り口との摩擦を減らすため、切り口を広げれば良い。 それには、妻に枝を抑えてもられば良い。 二つ目は、電ノコで円周に沿って、切って行く方法もある。 特に反対側からも切れば、刃を余り深く入れる必要も無い。 最後の三つ目は、切り口の近くからもう一本切れ目を斜めに入れ、切り口を楔(くさび)状にする事である。

 

しかし、木が太いと、一つ目の方法では広がらず、二つ目の方法も他の枝が干渉する場合は使えない。 その結果、最後の三つ目の方法しか無いのであるが、バッテリーを2倍消耗する。 すると、余り作業をしてもいないのに、帰宅して充電せねばならず、その結果、切るのに日数が掛かってしまう。 と言うのも、土日・祝日はアパートに住人がいるので、剪定や伐採はやらないからだ。 

 

え? 手引きノコもあるだろう・・ですって??? 確かに持参はするが、鉛直に立っている木に水平に刃を当てて切るのは、(体勢として)難しい。 しかも、刃が電ノコの刃より厚いので、途中から手引きノコは使えないのである。 オマケにこれも剪定用なので、アサリが無い。

 

こうして、延べ5日を掛けて、漸く高さを詰める事が出来た。

 

   ―――――――――――――――――

 

もう一つの教訓は、100VのACコンセントである。 今にして思えば、(鍵を付けて)植栽の近辺に設置しておけば良かった。 そうすれば、回転刃の電ノコもチェーンソーも使えたのだった。 (電気代は、街灯や階段灯等と同じく、共用として。)

 

 

気功―42

前回の気功の施術からほぼ2ヶ月が経過し、2月中旬の予約日となった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/01/30/090735

 

そこで妻の運転で。気功師の自宅へ。 体調は良いが、念のため杖を持参した。 しかし、結果として「お荷物」となってしまった。 つまり、杖は突かずに手に持って歩いた・・と言う事である。 それ程、新しく追加された抗パーキンソン病薬(=ノウリアスト、40㎎/日)が奏効しているのである。

 

さて、玄関を上がり、いつもの施術用の小部屋に入り、挨拶後、早速施術になった。 今の問題は、右肩の痛みである。 施術途中に、妻が私の右肩が痛む事を伝えたら、集中的に右肩をマッサージした。 気功師曰く、

 

   「確かに左の肩より右の方が(炎症で腫れて)大きいわね。 それに肩(関節)じゃなく、筋肉ね?」

 

と。 そして、マッサージし終えて、続けた。

 

   「筋肉内のコリコリしたものは、無くなったわ」

 

と言い、右肩への施術を終えた。 更に仰向けになり、10分程施術して本日の気功を終えた。

 

その後、本日の講評となった。 先ずは、全体的に良くなった・・と。 続けて、

 

   「ほら、表情もイイでしょ! それに、声も良くわかるし・・」

 

と評価してくれた。 更には、右肩については、養生訓でも教えてくれるのかと思ったら、

 

   「痛いからと言って動かさないと、固まっちゃうわよ」

 

と注意をした。 

 

   「(オイオイ、手かざしか何か、施術でもしてくれないん?)」

 

と、チョッピリ不満に思った。 その後、義母の認知症に就いて報告し、気功師は去年(やっと)生まれた孫の話しをし、次回を4月の下旬に予約してお開きとなった。

 

そうそう、施術後に今回は塩を3種類、分けてくれた。 一つはピンクで、何処かの岩塩を細かくしたもので、チャック付きの小さなビニール袋に入っていた。 もう一つは半紙の様な紙に包まれたもの。 最後は、食卓塩の様にサラサラとした純白の塩で、やはり小さなビニール袋に入っていた。

 

最初のピンクの塩と最後の純白のは食用で、汁物や煮物等に用いると勿体ないので、直接味わう用途に使う様、勧められた。 また、二番目のは、車のダッシュボードに置く様に言われた。 きっと、交通安全祈願(=事故よけ)なのだろう。

 

確定申告とリハビリ359―「柔らかいですねぇ・・」(続々)

こうして、初めての器械を用いた訓練を終え、彼は私の歩容を確認しながら、私を広い場所に案内した。 さて、ここからが大変だった。

 

先ず、両足を少し開き、右足を大きく前に踏み出す。 そして両手を右足の前で(米搗きバッタの様に)床に着け、右足を戻して最初のポジションに戻る。 続いて、左足から同じ動作を繰り返す。 この大変な所は、前に出した足を戻す時だ。 前の足で蹴って重心を後ろの足に戻す時に、余程力を入れないと、戻れない。 しかも、一瞬片足になるので、体幹の安定が悪くなる。 

 

最初は前に出した足を戻す時、一度に戻れず、何回かに分けてズルズルと戻らざるを得なかった。 それでも、私が前の足で床を蹴って何とか一度で戻ると、I士が

 
   

 

 

   「そうそう、イイですねぇ・・」

 

と応援してくれるので、つい、頑張ってしまう。

 

続いて、「横歩き」を行った。 例えば、左足を自分の左横にステップ、続いて右足を交差させて左足の左前に置く。 以上を繰り返す。 その間、I士は私の両肩を持ち、ステップの方向に平行に保っていた。

 

そして、戻る時は、右足を右横にステップし、続いて左足を交差させて右足の右後ろに置く。

 

更に、左足を左横、右足を左足の左前に交差させ、左足を左横、右足を左足の左後ろに ・・ これを繰り返すと、「グレープバインツイスト」となる。 フォークダンスのマイムマイムで踊る、最初のステップである。 (4拍目のリープは、普通の横ステップに置き換える。)

 

I士の評価は、

 

   「イイじゃないっすか! 足が絡まずに、上手く出来てますよ!!!」

 

と、高かった。

 

   ――――――――――――――――――

 

そして、最後はジャンプである。 これは、前回、出来なかったものである。 彼が手本を見せた。 私もやって見たが、高く飛べないので直ぐ落下し、段々と周期が早くなってしまう。 すると彼がユックリやる様注意するのであるが、まぁ、それが出来れば病気じゃない。 ユックリになると、疲労も溜まり足が床に吸い付いた様に、すくんでしまうのである。

 

これでは、縄跳びも無理の様だ。 彼は、

 

   「最初のと二番目のは、すくんだ時の回復のためなんですよ」

 

と、教えてくれた。 きっと最後のは、今月の希望である「下半身の筋肉を付けたい・・」を実現するためなのだろう。

 

結構ハードだったので、帰りは杖を使った。