パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

緊急速報―詐欺メールにご注意!

先日、私宛に下記のメールが届いた。

 

ゆうちょ銀行
 
 このメールは登録パスワードを変更された方へのメールです。
 
 ===============================================
 確認のためにメールを送信しています。
 お客さまご自身で変更した場合は、このメールを無視しても問題ありません。
 
 お客さまご自身で変更していない場合は盗用の可能性がございます。
 至急以下のURLをクリックしてください。
 (PC?スマートフォンからご利用ください。)
https://www.jp-bank.japanpost.jp//idinforeset/changelink.nhn?prm=R2f4thQReL91Td_CUaqNb7bismXy3rNoEqVinBRmwJ-QHg6pn9FIz4OPR0jimL_WecGS--F9n5sQAKY6yS_bs8fbsGa5gzWNZzIsh-UnRv8
 
 
 ※このメールアドレスに返信頂きましても、ご返答はできませんので、
 お問い合わせはヘルプのサポートフォームよりお願い申し上げます。

 URL : https://yucho-moneyguide.jp/otoku/toshin-cp2016/
  今後ゆうちょ銀行もをよろしくお願いいたします。

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  ゆうちょ銀行について

    URL : https://www.jp-bank.japanpost.jp/index.html

 

このメールには、不審な点が多い。

 

先ず、私は郵貯銀行に口座を持っていない。 従って、パスワードの変更はあり得ない。

次に、郵貯銀行が私のメアドを知っているハズがない。

最後に、「ゆうちょ銀行について」のURLをクリックすると、全く異なる中国のサイトに転送される。 しかも、3つのHotSpotのリンク先が、いずれも同じサイト(www.bbcbpost.com)である。

 

念のため、郵便局の銀行窓口にプリントして照会したら、やはり、詐欺メールらしい。 尚、差出人は、「ゆうちょ銀行システム」、タイトルは「登録変更完了のお知らせ」である。

 

皆さんも、ご注意を! 決して、指定のURLをクリックしない様に!!!

 

リハビリ309―脚を上げる(続)

いよいよ、4月となった。 桜の開花の便りも各地から届き、ウキウキすると同時に、ソワソワする時期でもある。

 

さて今日は、総合病院でのリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛け、いつものM医師の予診を済ませて、待っているとほぼ定刻に理学療法士のI士が現れ、リハビリが始まった。

 

   ―――――――――――――――――――

 

まぁ、前半はいつものマッサージと、筋・腱・関節のストレッチを台の上で行い、後半は前回の続きとして、脚を上げる訓練を行った。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/05/03/071047

 

例えば、前回行ったものである。 つまり、立位で片脚を高く上げ、その膝を反対側の手で叩きながら歩く、例のヤツである。 私が台を離れてユックリと歩き始めると、彼は

 

   「ハイッ、ハイッ・・」

 

とリズムを取り始めた。 室内を往復後、彼は

 

   「次は、半分のスピードでやっていて下さい。 では、ハイッ ・・ ハイッ ・・」

 

と再度、リズムを取り始めた。 つまり、片足歩行の間に片足立ちが間に入る感じだ。 まぁ、これは何とか出来た。 

 

そして、室内を半分行くと、彼は一旦止まり、続いてこう言った。

 

   「続いて・・ こんなのは・・ 無理でしょうね?」

 

と言いつつ、伸ばした片足を前方に蹴り上げ、その爪先を反対側の手の先で触れた。 そして、今度は反対側の脚を蹴り上げて同じ様な動作をやって見せた。 まぁ、前回私が全く出来なかったのを知っているので、無理は言わなかった。 私は、脚をキックしながら、進んだ。

 

そして、台の付近に戻ると、彼はこんなコメントをした。

 

   「脚を上げるだけでも、イイんです」

 

と言いながら、片足ずつを上げて、元気の良い足踏みをして見せた。 私がやって見せると、今度は

 

   「もっと早く、出来ますか?」

 

と言い、脚を倍速で上下した。 私がやって見ると、確かに出来た。 但し、最初の数回は・・である。 その後は、疲労により脚が上がらなくなっていた。 

 

変な話しだが、彼は私が出来ないのを見て、ある意味、納得した様だった。 と言うのは、彼が出した私への課題をこなすと、彼はコメントする言葉が無くなってしまう。

 

すると彼は、「我が意を得たり」とばかりに(?)私にアドバイスをした。

 

   「脚を上げるだけでも。イイんですよ・・」

 

と。

 

気功37

そんな話をしていると、奥の方から、

 

   「おぎゃぁ、おぎゃぁ・・」

 

と言う、赤ん坊の泣き声がした。 すると、

 

   「生まれたんですか!?!」

 

と妻が訊いた。 以下は、気功師とのやり取りである。

 

   「そうなの! もう大変なのよ、夜中でも何でも1時間おきでしょ?」

 

   「いつ、生まれたんですか?」

 

   「ええとぉ・・ 3月の8日」

 

   「そうですか! 2月一杯は持ったんですね!?!」

 

   「えぇ・・ しかも、2600gもあって! 2500g以下が未熟児だから、ちゃんとクリアーして!!!」

 

   「まあ、それは良かったですね! で、母子共に健康なんでしょ?」

 

   「それはイイんですが、兎に角、腹っぺらしで・・」

 

   「そうですか・・ じゃあ、ミルクで?」

 

   「もう、母乳だけじゃ足りなくて・・ 何しろ1日60gも(体重が)増えるのよ!」

 

   「で、安産だったんでしょ?」

 

   「まぁ、それはそうなんですが・・ 私にも立ち会えって!」

 

   「へぇ・・」

 

   「そうしたら、まるで私がお産してるみたい・・ もう、私は生まれる頃には、汗びっしょり!」

 

   「・・」

 

   「そうしたら、へその緒って螺旋状になってるのね! そして、臍帯血を採って・・」

 

   「あれって、何かに使うんですよね?」

 

と、そんな事を話していたが、まぁ、男には分からない世界なので、私は専ら聞き役でしか無かった。 そして次の予約を6月に取り、帰宅した。

 

帰る時は、腰痛は少し軽くなっていた。 気功と言うのは、本当に不思議である。

 

気功36

2016年4月となり、日本の各地から桜が満開の便りが届く。 我が家の庭の桜も、満開となった。 そんな4月の始め、気功の施術を受けに、妻の運転で気功師宅に出掛けた。 

 

宅に着くと、ドアが開いていて、私達は声を掛けて入った。 すると、気功師が奥から出て来た。 いつもなら、ドアの側で私の歩容を知るために、聴き耳を立てていたのに・・ 更に、奥から子犬のキャンキャン鳴く声がして、ガラス越にこちらに向かって吠えているのが分かった。

 

何か、いつもと違う雰囲気を感じながら、室内に入ると犬は急に静かになり、挨拶後、早速施術が始まった。

 

   ――――――――――――――――――――

 

うつ伏せの状態で、妻が私の腰痛を告げた。 すると、気功師は私の腰の辺りを撫で始めた。 更に尾骶骨の方に手を当て、

 

   「痛いのは、この辺かしら?」

 

と訊いた。 私がもっと上を指すと、

 

   「あら、変ねぇ、この辺だと言っている・・ レントゲンは撮ったんでしょ?」

 

   「ええ、5つある腰椎の上から2番目が・・ (変でした。)」

 

と言うやり取りになった。 その後仰向けになって、約1時間で全体の施術を終えた。

 

   ――――――――――――――――――――

 

その後、気功師が淹れてくれた甘いコーヒーを飲みながら、私の状態についての説明を聴いた。 先ずは、胃痛である。 昨年11月中旬の上腹部痛に似た痛みを、ここ1ヶ月で2回ほど経験したからである。 すると、気功師

 

   「あら、そう? 何も無かったけど?」

 

と言う気功師の言葉にチョッピリ安心し、続いて私の高血圧の懸念を妻が話した。 すると気功師

 

   「136の85だったわよ」

 

と、気功での見立てを述べた。 すると、今度はそれに対して妻が答え、次の様なやり取りとなった。

 

   「家で測ると、150の100位ですけど・・」

 

   「それじゃあ、高血圧じゃあない! 家では、どんな血圧計で?」

 

   「あのぉ・・ 手首に巻くものなんです」

 

   「あのね、血圧計って(メーカーや機種によって)色々なのよ! 一番正確なのは、水銀柱でやるやつなの・・」

 

と。

 

リハビリ308―脚を上げる

今日は3月下旬、今月最後のリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛け、いつものM医師の予診をうけた。

 

するとほぼ定刻、担当のPTであるI士が現れ、空いている台を探して施術が始まった。 この頃には腰痛はほぼ収まり、違和感を残すのみとなっていた。

 

   ―――――――――――――――――――――

 

今日は、歩行の練習で、色々と新技があった。

 

先ずは、その1である。 これは、膝を叩きながらの歩行である。 例えば右脚を挙げて、その膝を左手で叩く。 続いてその右脚を着地し、左右交替して同じ動作を行う。 ただこれは、以前、整形外科でやった事があったので、早速左右の膝を対角の(=反対側の)手で叩きながら歩き始めた。

 

すると、I士が

 

   「先ずは、止まってやって下さい」

 

と注意した。 そこで、その場で足踏みの様に何回かやったら、直ぐに歩行許可となった。 すると今度は。

 

   「もっとユックリ!」

 

と注意した。 ペースはモデラート・・と言うより、ラルゴである。 これでリハビリ室内を往復した。

 

   ――――――――――――――――――――

 

続いて、その2である。 今度は、挙げた片脚を手の平で叩くのでなく、肘と接触させる・・と言うのである。 彼が一回見本を見せてくれた。 そこで私がやってみた。 すると、

 

   「違うんです、上半身は回旋運動になるんです」

 

と注意を受けた。 つまり、私の場合はハムストリングスが固いので、脚が余り挙がらない。 その結果脚と肘を接触させために、上半身が下がってしまうのである。

 

そこで接触には余り拘らず、脚上げと上半身の左右の回転を同期させる事に専念した。 まぁ、一応の評価を貰った。

 

最後は、その3である。 今度は、彼は、

 

   「こんな事、できますか?」

 

と訊きながら、右脚を伸ばしたまま、スッと蹴り上げた。 そしてその爪先を左手で触ったのである。 勿論、脚は水平より高く、上半身は立ったままである。

 

一応試したが、遥かに届かない・・ そこで、出来る範囲で片脚を前の方に蹴りながら進んでみた。 彼は、

 

   「オッ、イイですねぇ!」

 

と言いながら私の後ろから付いて来たが、それが彼の要請に遥かに届かないのは、私自身が分かっている。

 

森林公園にてサイクリング―2(終)

さて、再びサイクリングの開始である。 十分な休憩も取ったので、ペダルも軽やかだ。 しかも陽も差して来て、暖かくなってきた!

 

さて、一周コースを廻っていると、見慣れた所に出た。 そう、前回寄った、西サイクリングセンターだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/12/13/092919

 

ここからの帰路は分かっている。 地図も不要で、案内看板だけで元の南サイクリングセンターに戻れた。 自転車を係に返すと、チケットの提示を求められた。 3時間410円だが、1時間超過する毎に70円掛かるからだ。 チケットの時刻を見ると、休憩を含めてまだ2時間半とチョットである。 まぁ、我々の場合、サイクリング自体が目的なので、短時間だった。

 

   ――――――――――――――――――――――

 

さて、問題は症状の発現である。 全体的には、前回より体力は低下した。 例えば、上り坂。 今までだったらチャリで登れた坂も、登れずに降りて曳いた。 

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20160328/20160328195017.jpg?1459162458

 

また、3段ギヤの低速側で漕ぐ事が多かった。 しかも、スタート時の蹴り出しが弱いせいか、中々安定走行に至らなかった。

 

   ―――――――――――――――――――――

 

それでも、転倒等の事故は皆無だった。 まぁ、白線からはみ出して側溝(と言っても、ごく浅いものであるが)にタイヤを取られそうになった事は、あったが・・

 

それより、問題は南サイクリングセンターから南口までの坂道である。 ダラダラと緩い、下りの傾斜が続くのである。 勿論、突進しない様に気を付けてはいるのだが、疲労により制御が上手く出来ない・・

 

何とか坂を下り、出口が見えて来たら傍らにベンチがある。 そこで一旦休憩しようと、傍に行くと、ついすくんでしまい、ベンチに手を着いたものの身体が付いて来ないため、オットットとなってしまった。

 

   ――――――――――――――――――――

 

左腕のFitbitを見ると、2800歩を越えていた。 疲れるハズである・・ 従来の経験から、2000歩まではOK、2500歩が限界なので、ヨレヨレとなっても、まぁ、仕方ないのだろう。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/04/05/065202

 

次回は、新緑の頃に来よう! ・・と約束して、烏賊博士を送った駅で別れた。

 

森林公園にてサイクリング―2(続)

食事も終わり、私はずっと気になっていたデバイスについて尋ねた。 烏賊博士は待ってました・・とばかりに、説明し始めた。 それは彼の左耳に装着してある、黒い物体である。 太さ7mmで、長さ20mm程であろうか?

 

   「これは、ヘッドセットだよ。 Bluetoothで携帯(スマートフォン)と接続するんだ・・」

 

と。 例えばスマホに掛かってきた電話を転送する事ができるらしい。 すると、スマホに触らなくても、出る事ができる。 つまり、家の中等の近距離ならハンズフリーで通話ができるらしい。 スマホが鳴ったので、慌てて取りに行くと、丁度切れた・・と言うパロディーに遭わなくなる。 しかも、相手の電話番号を読み上げてくれる、優れものらしい。

 

勿論、そんな事を自慢にデバイスを見せびらかすヤツではない。 これを私が着用して、メトロノーム音を出して、歩行のキューにならないか心配してくれているのだ。 メトロノームソフトは、iOS にも Androidにも多数、無料版がある。

 

で、実際私が装着し、84(beat/min)で歩いてみると、結構調子イイ! しかも2拍子の設定なので、「トッ、カッ、トッ、カッ」と分かり易い!!!

 

   ――――――――――――――――――――

 

次に烏賊博士は、腕時計風の活動度計を腕から外し、私の右腕に装着した。 このデバイスは、その振動でリズムを取れるらしい。 確かに右腕で、「ブルッ・・ブルッ・・」と、している。

 

しかし、実際に歩行してみると、余り調子は良くなかった。 と言うのも、装着した右腕が気になってしまい、つい、歩容が悪化してしまうのである。 それに、何拍子なのかも不明だ。

 

彼曰く、

 

   「この手のデバイスは、2000円から5000円位まで色々ある。 値段の差は、ノイズキャンセルや骨伝導(による伝達機能)の有無だ。」

 

と言う事である。 なぜ、骨伝導(が必要)なのか? 彼の説明は、こうだ。

 

   「元々は、軍隊での通信用だったんだ。 ほら、戦場では爆撃音で煩いし、塹壕の中では聞き取り難いでしょ!」

 

ナホルド、納得である。 彼は、私に購入を奨めた。 そこで帰宅後にインターネットで「ヘッドセット Bluetooth」で検索すると・・ あるわあるわ! 機能・価格・スペック等の条件は、様々だ。 スペックで重要視したのは、連続通話時間と待受け時間である。

 

例えば彼のデバイスは、後者は24時間だと言う。 しかし、Bluetoothの届かないDeep sleep modeなら、半年とか一年と言うのもある。 一年は、驚異だ。

 

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まだまだ話し足りないが、今日はサイクリングに来たので、本業に戻った。